現代、手術において重要な

役割を果たしている全身麻酔。

 

ただ、この全身麻酔も

薬である以上、極稀に合併症や

偶発症を引き起こすことが

あると言われています。

 

今回は、この全身麻酔による

合併症や偶発症について

解説していきます。

■ よくある合併症・偶発症

これらの合併症・偶発症は

比較的誰にでも起こりやすく

数日で回復するのが特徴です。

 

ただ、患者や治療内容によっても

個人差があるのであまりにひどい、

または、症状が長引く場合は

医師に相談しましょう。

 

■ 喉が痛む

全身麻酔中は自力で呼吸が

できないので気管に管を

通して人工呼吸を行います。

 

気管にくだが入る際に周囲の

粘膜と触れることになるので

術後に喉の痛みやヒリヒリする

などの症状が出ることがあります。

 

ただ、これは一時的なもので

2~3日経てば治ります。

 

■ 頭痛

全身麻酔は局所麻酔と違い

脳にも麻酔が行き渡るので

術後に頭痛の症状がでることが

あるときもあります。

 

こちらも、一時的なもので

麻酔が切れれば症状も引きます。

ただ、あまりに痛い場合や

頭痛が長引く場合は担当の医師に

相談しましょう。

 

■ 歯が欠ける、唇が腫れる

全身麻酔の場合、人工呼吸器を

付けますが、この呼吸器の管を

入れる際に口を器具で開きます。

 

そのため、ぐらついている歯など

弱っている歯は抜けてしまう場合が

あると言われています。

 

気になる歯がある場合は

全身麻酔を打つ前に医師に必ず

その旨を伝えておきましょう。

 

唇も長時間器具が固定されているので

術後は腫れていることもありますが

こちらは数日で治ります。

 

■ 体温調節が鈍い

麻酔の影響により一時的に

体温の調節が鈍ることがあります。

 

寒気や発熱が起こることもあるので

麻酔が完全に着れるまでは

体温調節に気をつけましょう。

■ 極稀に重症化するケースも

極稀にですが麻酔によって

副作用や偶発症が重症化する

ケースがあると言われています。

 

■ 悪性高熱症

麻酔によって筋肉が硬直したり

高熱がでることが数万分の1の

確率で発生することもあると

言われています。

 

場合によっては死亡する

ケースもある非常に怖い合併症ですが

遺伝的なものが影響しているので

実際に麻酔を使わない限りは

分かりません。

 

血縁の方の中に麻酔によって何か

トラブルを引き起こした方がいる

という場合には必ず担当の医師に

その旨を伝えましょう。

 

■ 各種アレルギー反応

全身麻酔に限らず手術中に

使われる薬等が体に合わず

アレルギー反応が出ることも

稀にあります。

 

実際に使ってみないと

分からないことが殆どですが

こちらも何かしらトラブルが

あったという方はは

事前に医師に伝えましょう。

 

■ 誤嚥性肺炎

全身麻酔を行うと体は

動かなくなるので

胃の中の物を嘔吐・逆流した場合

肺に汚物が入ってしまうことが

あります。

 

その結果、肺炎を引き起こし

重症化することがあります。

 

全身麻酔を伴う手術を行う場合

術前は胃の中を空っぽにしておくのが

基本です。

 

医師の指示に従っていれば

まず大丈夫ですが、周囲の家族等は

知らないこともあるので

十分に気をつけましょう。

 

■ まとめ:偶発症はあるがその大半はどれも一時的

このように合併症や偶発症(副作用)

などは実に様々ですが

基本的に軽度の一時的なものが

殆どなので心配する必要はありません。

 

極稀に重症化してしまうことが

ありますが、本当に極稀です。

 

医師の指示や説明を良く聞き

適切な治療が受けられるよう

しっかり協力しましょう。

 

以上、参考になれば幸いです。