歯の抜歯の中でも、負担の大きい

親知らずの抜歯。

 

親知らずは歯そのものが大きいため

抜歯も大変ですが、実は、抜歯後の

ケアも非常に重要なポイントです。

 

今回は、この親知らずの抜歯後の

対応と、管理方法について

分かりやすく解説していきます。

■ 親知らずの抜歯後に気をつけること

【歯科矯正】抜歯後の隙間に気をつけるべき4つのポイントとは?

こちらの記事と気を付ける点は

基本的に同じですが、親知らずの場合

傷口が大きく、ケアが適切でないと

強い痛みが発生したり、治るのに時間が

かかることもあるので、今回個別に

気をつけるべき点をまとめました。

 

■ うがいは極力避ける

うがいを避けるという点では、どの歯を

抜歯する時も同じですが、とりわけ

親知らずの場合、抜歯直後の穴は

他の歯に比べて大きいため血餅

大きいです。

 

強いうがいをしてしまうと、血餅が

取れてしまうことがあり、再出血や

感染症を引き起こす恐れがあります。

 

特に、親知らずの場合は傷口が

大きい分、血餅が取れてしまうと

再出血する量も多いです。

 

また、血餅が何度も取れてしまうと

ドライソケットという、歯茎下の

骨がむき出しの状態になってしまい

激痛を伴う症状が出る恐れがあります。

 

唾液に血液が混じって、気持ち悪い

感じになるのも分かりますが、

無理に血を吐き出したり、強いうがいを

するのは控えましょう。

 

出血がなかなか止まらない場合は

清潔なガーゼ等を30分以上

しっかり噛むことで止血できます。

【焦らない】抜歯後に出血が止まらない原因とその応急処置法とは

(こちらも参考に)

 

■ 歯磨きや食事の際は慎重に

親知らずの場合は、傷口が大きいので

抜歯後に傷口が縫合されることも

あります。

 

縫合した場合、抜歯した箇所には

縫合糸が付いているので、

歯磨きの際には、気を付けないと

歯ブラシが糸に引っかかったり、

絡まったりして縫合糸が取れたり

ほどけてしまうことも稀にあります。

 

また、舌でやたらに傷口をいじったり

食事の際に、一度にたくさんの物を

口に含んだりしても、縫合糸が

ほどけたり、取れてしまう恐れが

あるので、十分注意しましょう。

 

親知らずを抜歯後、歯を磨く際は

できる限り優しく歯を磨いて

毛先が糸に引っかからないように

十分に気をつけましょう。

 

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奥歯を磨くときに毛先が傷口に

当たってしまう場合には

ワンタフト歯ブラシという毛先が

小さい歯ブラシを使って磨くと傷口に

触れることなく、丁寧に磨くことが

できます。

 

■ 激しい運動は避ける

抜歯後に、無暗に運動してしまうと

血液の流れが良くなるので、

抜歯した部分から、再出血したり

出血が止まらなくなることもあります。

 

特に、親知らずの場合は、骨を削って

抜歯したり、歯肉を切開して抜歯を

行うこともあるので、運動によって

刺激が加わると、傷口に強い痛みが

起こる危険性があります。

 

もし運動するのであれば、完全に

止血した後、最低でも3日以上

安静にした上で行うのが望ましいです。

また、可能なら医師の確認を取ってから

運動した方が良いでしょう。

 

親知らずの抜歯は傷口が大きい分

そこを通る毛細血管の数も多いので

十分注意したいですね。

 

■ 酒やタバコは控える

抜歯後、1週間ほどは抗生物質などの

薬を飲むことになるので、このときに

飲酒や喫煙をしてしまうと、

抗生物質の効果を妨げる原因になり

傷の治りが遅くなることがあります。

 

酒の場合は、アルコールによって

血行を促進する働きがあるので

運動の時と同じく、再出血の恐れが

あります。

 

タバコの場合は、ニコチンによって

毛細血管が収縮するので、傷を治すのに

必要な血液が行き届きにくくなって

傷の治りが遅れてしまいます。

 

どちらも親知らずの抜歯後、

最低1週間は控えましょう。

(抜歯した医師からも言われるかと

思いますが。)

 

■ 食事の際の食べ方にも要注意

親知らずは他の歯よりも面積が

大きいので、抜歯後の食事では

食べた物が傷口に触れやすいです。

 

また、麻酔が効いている間は

舌を噛んだり、上手くものを

飲み込めない場合があるので

食事は必ず麻酔が切れてから

行うようにしましょう。

 

麻酔が残っている状態で物を食べると

舌を噛んでしまったり、気づかずに

傷口に触れてしまう恐れがあります。

 

食べるものに関しては、固形物

食べるのは極力控えたいです。

 

親知らずの場合は腫れや痛みで

口が正常に開かないこともあるので

できるだけゼリー飲料やおかゆ、

ヨーグルトなどの、食べやすい食品を

摂取すると良いです。

 

もし、噛む場合もできる限り

抜歯した歯の反対側の歯で噛んだり、

ゆっくり時間をかけて噛むなどして

傷口に触れないよう注意しましょう。

 

■ まとめ:抜歯後のアフターケアは慎重に

このように親知らずの抜歯は

他の歯の抜歯よりも傷口が大きいため

出血や痛み、嚙み合わせなどの

トラブルが発生しやすい部分です。

 

抜歯後のケアを雑にしてしまうと、

傷口の治りが遅れたり、痛みが

長続きする原因となってしまいます。

 

傷口に余計な刺激を与えないように

配慮するのが最も重要であり

抜歯後、最低でも3日間ぐらいは

安静に過ごすようにしてください。

 

もし、出血が止まらなかったり

激痛があるようなら早めに抜歯を

行った病院に相談しましょう。

 

以上、参考になれば幸いです。