動機や息切れ、強い不安感情などが

突然やってくる「パニック発作」

 

これらの発作は誰にでも起こりうる

症状ではあるものの、この発作が

何度も繰り返されると、「また発作が

起きるのではないか」という恐怖心から

日常生活にも支障が出てしまいます。

 

特に、パニック障害はこれといった

明確な原因がない「精神疾患」なので

考えられる原因も多いです。

 

今回は、このパニック障害の原因や

きっかけについて解説していきます。

スポンサーリンク

パニック障害の原因やきっかけ

強いストレスを受けること

sutoresunayami

パニック発作を引き起こす原因として

まず考えられるのはストレスです。

 

慢性的に強いストレスを受けていると

次第に精神的にも追い詰められ

常に緊張や不安感にさらされます。

 

適度なストレスは体に良い影響を

与えますが、その許容範囲を超えた

ストレスを受けてしまうと脳の神経にも

悪影響を与え、それが発作となって

現れてきます。

 

ただ、単にストレスと言っても

ストレスを受ける機会は数多く

様々な原因が考えられます。

 

例えば

  • 仕事や人間関係の悩み
  • 持病やケガによるストレス
  • 家族や知人の死
  • 天災による不慮の事態

といったことが考えられます。

 

特に、現代社会はストレス社会であり

日常の様々なところで、ストレスを

受けています。

 

ストレスコントロールができないと

ストレスが蓄積され、それが限界に

達した時にパニック発作を引き起こす

危険があります。

 

また、同じストレスが原因の病気として

自律神経失調症がありますが

自律神経失調症の場合は不安感や

恐怖心などの精神症状なく、頭痛や

肩こり、めまいといった身体症状

発生します。

 

過去のトラウマや虐待等の辛い経験

gyakutaisutoresu

過去にひどく怖い経験をしたり

虐待などによって心身ともに

強いトラウマを負っている場合

何らかの形でその時の恐怖心が

よみがえり、パニック発作が

起こってしまうこともあります。

 

特に、幼少期のころに虐待を

受けていると、無意識のうちに

緊張状態が続いてしまうため、

大人になっても、ちょっとしたことが

引き金となって、パニック発作を

引き起こす危険があります。

 

また、親による厳しいしつけや

親に対する不満を伝えられないといった

環境で育ってしまうと内向的な思考に

なりやすくなるため、発作に繋がる

原因となります。

 

逆に、親の行き過ぎた過保護の環境で

育った場合も、親に不満を言えずに

ストレスが溜まるため、パニック発作が

起こりやすくなると言われています。

 

元々の性格や遺伝性によるもの

idensijyouhou

元も、不安を感じやすい性格だったり

心配性の方もパニック発作を

引き起こす間接的な原因として

考えられています。

 

単純に性格だけが原因となって

パニック発作を引き起こすことは

少ないですが、心配性だったり

頻繁に不安を感じていると、脳の神経は

常に緊張させるため、ちょっとした

ストレスがきっかけとなって

発作に繋がる可能性があります。

 

性格は直接的な原因ではありませんが

全く関係ないとは言い切れません。

 

また、両親や家族にパニック障害を

患っている人がいる場合には、

遺伝的にパニック障害になりやすい

傾向にあるという報告も出ています。

 

喫煙によるもの

tabakokinensutoresu

パニック障害を引き起こす原因の

1つとして、喫煙もあります。

 

タバコを吸うと一時的に気分が

良くなりますが、それはタバコに

含まれているニコチンが脳の神経に

作用しているからです。

 

しかし、ニコチンには依存性があり

ニコチンがないとイライラしたり

不安を感じるといった弊害があります。

 

そのため、日常的に喫煙をしている人は

ニコチンが切れたときに強い不安や

ストレスを受けて、パニック発作を

引き起こす恐れがあります。

 

スポンサーリンク

パニック障害の治療法

基本的は薬物療法

kusuritiryou

パニック障害の基本的な治療法は

薬物療法です。

その中で用いられる薬は抗うつ剤です。

 

抗うつ剤の中でも、パニック障害の

場合には、セロトニンと呼ばれる

精神の興奮を抑える神経伝達物質を

増やす薬です。

 

実際に薬の効果が表れるまでには

2週間から1か月ほどかかりますが

ストレスや心理的なことが原因の

パニック障害に対しては、薬物療法で

治療することになります。

 

比較的軽度であれば、薬物療法で

治ることも多く、抗うつ剤と一緒に

安定剤を使用することで、発作を

抑えることはできます。

 

ただし、薬は断続的に使わないと、

薬の効果が切れた際に発作が再発する

リスクもあるので、医師と患者本人の

信頼関係も必要になります。

 

また、重度のパニック障害の場合、

薬物療法だけでは完全に治療することは

難しく、症状が改善されると同時に

次の認知行動療法も併用して治療を

行うこともあります。

 

薬物療法以外の治療法

hitogomikousaten

薬物療法以外の治療法には

認知行動療法があります。

エクスポージャ療法とも言われており

簡単に言ってしまえば精神療法です。

 

認知行動療法は、薬物療法である程度

発作が起こらなくなってきたことに

始めます。

 

いくら薬で発作を抑えていても

根本的な原因の改善には、その患者の

精神状態そのものを改善することが

欠かせません。

 

例えば、パニック発作を引き起こす

患者の中には恐怖心や不安感を感じる

場所や状況を避ける傾向にありますが

その恐怖心から避けているだけでは、

根本的な症状の改善には繋がりません。

 

認知行動療法はその名の通りに

自分自身で実際に行動して、これまで

避けていた恐怖心や不安感に立ち向かい

段階的に苦手な状況にも慣れていく

という治療方法です。

 

一見すると、強引な方法にも見えますが

実際にパニック障害を治療する上では

非常に重要なことであり、薬物療法と

違って根本的な原因を解決するため

再発のリスクも抑えることができます。

 

認知行動療法の具体的な手順

dankaikaidanjyunban

認知行動療法で行う行動としては、

一番恐怖心が小さい要素から、

最も恐怖心を感じる要素を順番に

並べていき、その最も小さい要素から

段階的に慣れていきます。

 

いきなり恐怖心を克服することは

無理なので、最も精神な負担が小さい

要素から挑戦していきます。

 

実践が難しい場合には、その状況を

イメージするところから始めます。

とにかく恐怖心や不安感に慣れることが

パニック障害の改善には必要です。

 

また、1つ1つの段階をクリアした

時には、自分自身をほめることも

重要になります。

自分に自信を持つことも重要であり、

確実に改善するためには、医師との

協力だけでなく、治療を行う本人の

モチベーション維持も欠かせません。

 

パニック障害の治療は患者本人と

向き合って慎重に行う必要があるので、

医師や家族の万全なサポートの上で

ゆっくり時間をかけて進めていく

治療なのです。

 

まとめ:パニック障害の治療には時間を要する

このようにパニック障害の原因は

ストレスやその人の性格や体験など

複数の要素が重なることで発症する

精神疾患です。

 

もしも、これといった症状の原因が

分からなかった、あるいは日常生活に

支障が出るほどパニック障害の状態が

重いのであれば、早めに医療機関を

受診することが重要です。

 

パニック障害を扱ってくれる診療科は

心療内科、神経内科、精神科なので

根本から治療するのであれば、これら

専門の医療機関の力も利用しましょう。

 

パニック障害は、薬を飲めばすぐに

治療できる訳ではなく、治療には時間を

要するため、パニック障害と思われる

症状が見られる場合には、できる限り

早く医療機関を受診しましょう。

 

スポンサーリンク