体温を測る際に欠かせない存在である

「体温計」

 

一口に体温計といっても今ではその種類は

様々であり、用途や目的に合った体温計を

選びたいところです。

 

今回は、そんな体温計の種類と各体温計の

違いについて解説していきます。

体温計の種類について

体温計の種類は大きく分けると

  • 電子体温計(3種類)
  • アナログ式の体温計(1種類)

の2つに分けられます。

 

また、電子体温計には

  • 熱を測るための:一般的な体温計
  • 女性の基礎体温を測る:基礎体温計(婦人用体温計)
  • 自力で体温計が扱えない子供に使う:赤外線式の体温計

の3つの種類があります。

以下でこれら体温計の特徴と違いを

解説していきます。

 

電子体温計

わき用の体温計

電子体温計は現在最も普及している

体温計であり、一般家庭で使われる

体温計もこの電子体温計です。

 

電子体温計は、先端のセンサー部分に

温度変化によって電気抵抗が変化する

サーミスタ」と呼ばれる半導体が

使われており、その半導体の特性を

利用して体温を測定します。

 

電子体温計の特徴は、予測式による測定で

体温を素早く測定できるという点です。

機種にもよりますが概ね30秒から1分以内に

体温を測れることが殆どです。

 

また、予測式での測定が完了した後も

続けて測り続けることで、より正確な

体温を測ることができます。(実測式)

 

電子体温計は、予測式と実測式の両方の

機能を持つので、基本的に一般家庭で

使用する場合は電子体温計を選択すれば

問題ありません。

価格帯も500円~2,000円前後であり、

一昔前に比べれば安価で高精度な体温計も

数多く登場しています。

 

婦人用の基礎体温計

体温計の中でも、婦人の基礎体温を

測ることを目的としている体温計のことを

基礎体温計(婦人用体温計)と呼びます。

 

見た目の形状としては通常の電子体温計と

ほぼ同じですが、基礎体温計は精度が高く

通常の体温計では測れないような小さな

体温変化も測ることができます。

 

結果が小数第2位まで表示されるのも特徴で

基礎体温計は主に、女性の生理周期を

把握するために使われます。

赤外線式の体温計

体内から出る赤外線を検知することで

体温を測定する赤外線式の電子体温計もあり

主に耳用とおでこ用の2種類があります。

 

赤外線式の体温計は、自力で脇の下に

体温計を挟むことができない幼い子供

使われることが多く、測定から1秒~5秒の

一瞬で測定結果が出るのも特徴です。

 

ただ、素早く測定できる反面、正確さでは

通常の体温計(実測式)よりも低く、

測定環境によっては結果に差が出ることも

あります。

また、価格も他の体温計に比べてやや高く

価格帯は2,000円~1万円が目安です。

 

アナログ式の体温計

電子体温計が登場する前から使われていた

アナログ式の体温計は、水銀を使った

水銀体温計です。

アナログ式の体温計は熱誘導と膨張の

原理を利用して体温を測ります。

 

形状としては電子体温計とほぼ同じ

棒タイプのものが殆どですが、内部に

水銀の入った管が通っています。

 

体温計の内部に入っている水銀は

熱を加えると膨張して体積が増加するため

その水銀の変化と目盛りを見比べて

測定するのがアナログ式の特徴です。

 

アナログ式の体温計は測定に時間がかかり

「実測式」の測定となります。

そのため、測定には10分以上の時間を

要します。

 

電子体温計のように短時間で測ることは

できませんが、時間がかかる分、

体温の変化を正確に測ることができ

電池がなくても使用できるのが特徴です。

 

ただ、電子体温計のようにすぐに測れず

再利用の際に目盛りが元に戻るまで

待つ必要があります。

 

また、水銀の有害性も問題となっており

万が一、体温計が破損し水銀が漏れた場合

人体に悪影響をもたらす恐れがあるため、

安全面を考えると不安が残ります。

 

そのような事情から、2021年1月1日以降は

水銀体温計の製造・輸出入が禁止され、

薬局やドラッグストアでは水銀体温計の

回収を行っているところもあります。

 

まとめ

このように体温計にはいくつかの

種類がありますが、水銀を使った従来の

水銀体温計は販売中止・回収となるので

今後の体温計はほぼ全てが電子体温計と

なります。

 

電子体温計の中では

  • 通常の体温計
  • 高精度の基礎体温計
  • 赤外線式の体温計

の3種類がありますが、基本的に熱を

測るために使うのであれば通常の

電子体温計で問題ありません。

 

そして、基礎体温を正確に測りたい場合は

基礎体温計を、小さい子供がいる場合は

赤外線式の体温計と、各体温計ごとに

使い分けるようにしましょう。

 

参考:【間違ってるかも?】体温計の正しい測り方はこう!

正しい体温計の使い方も参考にして

頂ければと思います。